チェックインを済ませて部屋のカギをもらい、エレベーターに乗ると、彼女が「予約しないでホテルに泊まるのなんて初めて」と嬉しそうな様子だったので、安心したのも束の間のこと。部屋のドアを開けると、ほぼ同時に私は「えっ?」と、彼女は「あっ!」と、短く叫びました。私は予約をする際、たしかに「ツインの部屋を」と言いました。そして部屋には確かにベッドが2台ありましたが、それは上下に並んでいました。そう、その部屋は2段ベッドだったのです。
当時、彼女とは付き合い始めたばかりで、泊まりの旅行は初めて。こちらとしては、「任せとけ」と言わんばかりにホテルを予約したため、恥ずかしくて仕方がなかったのですが、彼女のほうが大笑いをしてくれたので、私も一緒に大笑いをし、大いに救われました。しかしそれは“たまたま”であって、女性が怒り出しても文句は言えないでしょう。
ちなみに私はその後もう1度、別の場所でも「ツイン=2段ベッド」に遭遇したことがあります。もし2段ベッドがイヤな方は、予約の際に「ツインは2段ベッドではないですよね?」と確認されることをオススメします。