移動平均線がいよいよゴールデンクロス
トルコリラ円相場は、9月1日に1トルコリラ=32.27円まで上昇し、直近高値である6月29日の1トルコリラ=32.09円を上抜きました。このような状況を見て、「高値を上抜いたということは、これからさらに上昇する可能性があるのではないか?」と考え、1トルコリラ=32円台で買いポジションを持たれたトレーダーもいたことでしょう。
ただ、トルコリラ円相場はその後、1トルコリラ=32円を割り込んで下落しました。売買比率を確認すると約23万枚あった買い残が約18万枚まで減っていたので、1トルコリラ=32円前後で買いポジションを決済された方が多かったのだと想定できます。1トルコリラ=32円台で買いポジションを持った方にとっては想定が外れた形になってしまいました。
そして、1トルコリラ=32円台で買いポジションを持たれた方の中には、相場が反転した状況を見て「あれ、これはもしかしたら大きく下落するかもしれないからロスカットした方が良いのではないか」と心配している方も多少なくないようです。
ただ、私としては仮に1トルコリラ=32円台で買いポジションを保有したとしても「わざわざ切る必要は無い」と考えていました。
というのは、週足の移動平均線がとても綺麗な形になりつつあったからです。そして、実際、9月12日時点で週足の移動平均線はゴールデンクロスになっています。ですから今後、4月に空いた“窓”を埋めずに1トルコリラ=33円、34円の方向に上昇しても不思議ではありませんので、タイミングを見計らって「押し目買いスタンス」をとるのが良い、と考えています。