ポイントを失効/活用できていなかった人にとってはお得?
インヴァストカードでキャッシュバックされた現金は積立投資に使われる。
たとえば、公共料金・生活費を毎月10万円インヴァストカードで支払えば、1000円のキャッシュバックが毎月口座に貯まり、その原資をもとにETF(上場投資信託)へ積立投資が自動で実行される仕組み。
投資先となるETFの損益は毎年±5~10%程度。ETFはフィンテックの「ロボアドバイザー」でも活用される投資商品で、株式投資やFXよりは値動きが安定している商品。
合計12000円の現金キャッシュバックを原資にETFの積立投資がされた結果、たとえ年間で-5%、大きく想定して-10%程度の損をした、ということになっても、そこで積立商品を決済すれば、10000円程度は現金で手元に残っている可能性があるのだ(もちろん増える可能性も)。
クレカのポイントを失効している人にとっては、投資商品による多少のマイナスがあっても、現金でキャッシュバックが残れば“お得”といえるのではないだろうか。
インヴァストカードによる積立投資はいつでも決済でき、決済された金額は1円単位で銀行口座へ無料で移行できる。
こうしたクレジットカードのポイントを資産運用に活用できるサービスは増えつつあり、「楽天証券」や「セゾンカード」でもポイントによる運用サービスが始まっている。インヴァストカードも本来は「積立投資を手助けするサービス」だが、クレカのポイント失効に悩んでいた人にとってはこのような活用法もひとつの手だろう。