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トイレから戻れない…他 新幹線でありがちな「プチ事件簿」6選

【そんなに早く駅弁を?】
 東京駅で周りの乗客を見ていると、駅弁にも色々な食べ方があるようです。もっともオーソドックスなのは、「列車が動き始めてから食べる」というものですが、中には座った瞬間に食べ始め、発車する前に食べ終わってしまう人もいます。先日、隣に乗り合わせた方は、発車間際に東京駅から乗ってきて駅弁を食べ始め、新横浜で降りていきました。ちなみに東京~新横浜は20分弱。なかなか上手な時間の使い方です。

【まだ駅弁が途中!】
 猛烈なスピードで走る新幹線に乗ると、時間と距離の関係が麻痺してしまい、いま自分がどこにいるのか分からなくなるような感覚になりますが、それは駅弁にも影響するようです。新横浜から乗ってきたご婦人4人が、自分たちの席を見つけ、荷物を網棚に上げ、座席を向かい合わせにし、お茶と駅弁を用意し始めた時にはすでに新富士付近。賑やかに談笑していた彼女たちですが、車内放送で慌て始めます。駅弁を食べ終わる前に目的地の名古屋に着いてしまったのです。新横浜~名古屋は約1時間20分。ちょっと食べるまでにゆっくりしすぎたようでした。

【車内放送でも言ってるのに…】
 誰にでも一度や二度は電車に乗り間違えたことがあるでしょうが、それが新幹線だったら? 私が友人から聞いた悲惨な例は、上越新幹線でのことです。上越新幹線のほとんどの列車は高崎に停車しますが、高崎で降りたかった人物が乗ったのは、1日に数本しかない高崎通過の列車。彼は新潟県の長岡駅まで連れて行かれてしまったのです。どれほど熱心に車内放送をしても、「停まるもの」と信じ込んでいると、耳に入らないようです。

【携帯電話で怒られる意外な理由】
 これは私がやったことです。晴れた昼下がり、窓際に携帯電話を置きっぱなしにしてウトウトしていると、かなり離れた席の男性に肩を叩かれました。男性が言うには、「窓際に置いている携帯電話に光が反射して、自分の顔に当たる」とのこと。気づかぬうちに人に迷惑をかけることもあります。

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