日経平均株価が2万円台に到達し、年初来高値を更新しているが、はたして今後はどう推移していくのか。自身も日経225証拠金取引を行なっているカリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、今後の相場見通しを伝える。
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くりっく株365の日経225証拠金取引において、直近高値は2017年6月20日の2万330円でしたが、ちょうど3ヶ月経った先日9月20日に2万428円まで上昇し、6月の直近高値をクリアしました。年初来高値更新です。さらに翌日の21日には2万514円と、1つの大きな壁となっていた2万330円をクリアしたことの意味は小さくないでしょう。
では、なぜこのように日経225の相場は上昇したのでしょうか? 私は2つの理由があると考えています。
1つ目の理由は、やはり「日銀のETF(上場投資信託)買い支え効果」です。「絶対に株価を下落させたくない」という日銀の強い意思が現れているのではないでしょうか。
そして2つ目は「配当金」です。9月末に1つの買いポジションにつき約1万3000円の配当金が支払われますので、配当金狙いの買いポジションが増えたことが考えられます。一方で売りポジションを持っていたら配当金を支払うことになるので、それを回避するために買い戻し決済が入ってきた、という要因も考えられます。