クレジットカードで「ポイント集め」をしている人は多い。とくに注目されるのが還元率だが、昨年登場した「LINE Payカード」は「常時2%」という高い還元率で話題になっている。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子氏が、このカードのメリットとデメリットを解説する。
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銀行の普通預金の利率は年0.001%程度。そんななか、LINE Payカードは、100円使うと2円分のポイントが貯まってポイント還元率が「2%」と非常に還元率が高く注目されています。
クレジットカードではなく“先にチャージをするプリペイド式のカード”になりますが、JCB加盟店の国内外約3000万店で使えます。事前にチャージさえしておけば、国内外のJCB加盟店であればどこでもクレジットカードのように利用できるのです。
貯まったLINEポイントはLINEストア内でスタンプや着せかえ(LINEのデザインを変更できるサービス)を購入できるほか、LINEコイン、Amazonギフト券やPontaポイント等への交換、各種ギフト商品などに利用もできます。また、1000ポイント貯まればLINE Payカード残高に交換することができるのも大きなメリットです。
LINEのユーザーであれば、審査なしで誰でもLINEのアプリから申し込め、カードが届けば使うことができます。入会金も年会費も無料なので気軽に始めることができるのがポイントです。
一方、デメリットとして、利用明細がLINEでしか閲覧できない点、不正利用された際の補償が10万円までという点などがあります。そのため、10万円を越えるチャージをする際には、カードやデータの管理に気を遣う必要があります。