月の手取りは10万円以下。最低で1万8000円のときも
しかし、東京での芸能活動は手取り収入も満足いくものではなく、順風満帆というわけではなかったという。
「当時の給料は歩合制で、手取り月収は10万円くらいでした。少ないときは10万円を切ることもあって、一番少ないときは月1万8000円。ちなみに、一番多くもらった月は、2日間の競輪場でのイベントで1日あたり10万円というお仕事があったときで、月18万円でした。
撮影や収録などの仕事の前には何度も打ち合わせがあったりして稼働日は意外と多いのに、収入に直結しないことも少なくありません。そもそも、待っていてもたくさんの仕事がくるわけではないのでオーディションや面談に行ったりするのですが、仕事につながらないことも多かったです」
夢を追いかける芸能活動で収入が不安定なのは仕方ないが、これだけ収入が少ないと、家賃や生活費を捻出するのも困難。近年、社会問題化している“貧困女子”と同じだ。
「私は東京で家賃12万円のマンションを事務所の先輩と一緒にルームシェアしていて、月6万円の家賃負担でした。でも、やっぱり収入が少なくて、ほかにバイトや夜の仕事をしている子もいましたね」