「配信業で成り立っているのは、ほんの一握りのトップYouTuberのように企業から案件をもらっている配信者や、“投げ銭”と呼ばれる課金機能がある動画配信サイトで十分な収益を得ている配信者くらいでしょう。
“投げ銭”機能が充実しているところに、新興勢力の『ふわっち』という配信サイトがあります。視聴者が課金した半額相当が配信者の収益になるサイトで、月300万円以上稼ぐ配信者もいるようです。『ツイキャス』も人気の配信サイト大手ですが、“投げ銭”機能がなく、配信者がマネタイズできる仕組みになっていません。
私もツイキャスで週5回くらい配信していますが、ファンやリスナーの方から“投げ銭”をもらうのは申し訳ない気持ちがあるので、正直、配信で収益化はあまり考えていません。配信は知名度や集客力を高めるためのツールで、それをきっかけに可能性を広げられたらいいなと思っています」
アマゾンギフト券で買った食用のタランチュラの缶詰
ちなみに、原田さんが配信している「ツイキャス」では今夏、テレビCM出演権を競うキャンペーンが約2週間にわたって開催された。これは、総合ランキング上位の配信者がCMに出ることができるイベントだ。
しかも、デイリーランキング上位者にはアマゾンギフト券がプレゼントされるというおまけ付きで、今までツイキャスでは導入していなかった“投げ銭”機能も実施。原田さんもキャンペーンに参加し、CM出演権は獲得できなかったが、2週間毎日上位入賞し、合計25万7000円のアマゾンギフト券をもらったという。