中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「発泡酒・新ジャンルを飲むヤツは何を考えているのか?」とビール偏愛者

 まぁ、味に対する趣味嗜好が変わっていくことは否定しませんが、前出の通り、ビールメーカーでさえ、若干後ろめたさを持っているわけなんですよ。それは彼らが本物のビールのウマさを知っているから。だからこそ「第三のビール」なんて記事に書くと「『新ジャンル』に直していただけませんでしょうか……」なんて要望を受けたものです。一時期「ガラケー」のことを「フィーチャーフォン」と呼ぶように、と携帯電話会社方面から通達があったりしましたが、要するに「第三」とか「ガラケー」って事実は事実なのに、その語感がもたらす悪いイメージを彼らは懸念していたのでした。

 時々「430円しか使えない場合、新ジャンルを3本買うか、ビールを2本買うか」といった議論がありますが、私は「ビールを2本買う」を間違いなく選ぶと思います。ビールメーカーの皆様におかれましては、これからも自信をもってビールをガンガン売っていただければ、と思います。

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