カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

相場の2大不安要素は「北朝鮮」と「ビットコイン・ショック」か

 一方で、野党が勝ってしまうと、選挙後に打ち出される政策が、読みづらくなります。先行きが不透明になりそれに伴い混乱が生じる可能性が高くなり、その結果、相場が下落する可能性が高まります。

 そして今回の選挙ですが、私は自民党が勝つ可能性が高いと考えています。そうなると、選挙が相場を押し上げる要因になり得るのではないか、と思います。

 また、それに加えて米法人税減税とFRB(連邦準備制度理事会)発表の政策金利引き上げ、といった2つの重要ポイントもありますので、年末に向けて、例えば米ドル円相場は1ドル=120円の方向に向けて上昇するのではないか、と想定しています。

 ただし、もちろん相場の下落を引き起こす不安材料が無いわけではありません。2017年の今年は7のつく年ですから、アノマリーから言って、突然相場が下落する可能性もあります。1987年にブラックマンデーが起こったのも10月でしたから、そういった意味でも特に10月は注意すべきだと私は考えています。

 では、相場が下落する材料として今の時点ではどのようなことが考えられるでしょうか? 私が考えている2つの下落材料について引き続きお伝えします。

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