「自分は超せっかちで、番組が“○時から”になっているのに、アタマの数分が延々とCMだったり、続きが気になる場面でCMが入ったり、CM明けにCM前と同じことを見せられたり、番組の冒頭が延々とダイジェストだったりすることに、いちいちイライラしてしまうんです。さらに、ちょっとでも番組に退屈したり、CMになったりするとすぐにチャンネルを回していました。
それである時、番組を録画して見てみたら、そういったストレスが一切ないことに気づき、『これは快適だ』と。こうすれば、トイレに行きたいのにCMまで待つこともないですし、電話がかかってきたり、美味しいお店などの情報が表示されたりした場合も、一時停止すれば良い。基本的には一度見たら消してしまいますが、内容が面白ければ何度でも見ることができます。
1.5倍速で見るのは、ハードディスクレコーダーを買い替えた時にそういう機能が付いていて、使ってみたらまったく違和感がなかったからです。最初は聞き取れない場面もありますが、あっという間に慣れますよ」
確かにこのような視聴方法を選ぶことで、受動的になりがちなテレビの視聴時間を能動的なものに変えることができる。時間の管理は社会人にとって大事なスキル。男性は今や、標準のスピードでテレビを見ていると、「かったるくて仕方がない」そうだが、スポーツ中継だけは「さすがに標準スピードで見ている」という。