そして過去のアノマリーから言って、自民党が勝利すれば相場は上昇傾向にありますので、今回も衆議院選挙が終わったあたりから米ドル円相場は上昇トレンドになる可能性がある、と私は考えています。
また、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は資産縮小を10月から開始することを発表しており、さらに12月に利上げする可能性も高まっていますので、衆議院選挙以外にドル買い要因がいくつも見受けられる状態です。
以上のことから米ドル円相場は、外資系ヘッジファンドの動向によって10月中旬あたりまではモタモタしたレンジ相場が続き、衆議院選挙が終わったあたりから上昇の方向に向かう可能性がある、と私は考えています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。