家計

収穫の秋に異変 「高騰食材」と「値下がり食材」最新情報

【するめいか】(前年比103%)
 過去30年間で最低の漁獲高だった去年に続き、今年も北海道・稚内以外、全国的に不漁。平均価格は9月平年比で約4割もUP。名物駅弁『いかめし』も値上げされたほど。

【片栗粉】(10%UP)
 昨夏、北海道を直撃した台風被害に伴うじゃがいも不作のため、片栗粉の原料・ばれいしょでんぷんの価格が10月から約1割値上げに。

【かつお節・けずり節】(7~25%UP)
 かつおの高騰で各メーカー値上げ。ヤマキ7~15%、マルトモ7~11%、にんべん10~25%ほど。店頭価格は今年後半に反映される。

【オリーブオイル】(10%以上UP)
 今年4月に値上げしたオリーブオイルが10月からさらに10%以上の値上げを予定。原因は原産国イタリアでの害虫による不作が影響している。

いわし、にんじん……「今が買い時」の値下がり食材

 値上がり食材がある一方で、豊作豊漁食材もある。特にいわしとにんじんはお買い得! 今が買い時の“値下がり食材”は以下のとおり。

【いわし】(前年比64%)
 不漁が続くさんまとは対照的に好調なのがいわし漁。北海道や東北周辺の海域で、例年の3倍の漁獲量を記録し、豊漁に沸いた前年よりもさらに割安に。しかも大振りで脂のりもいい。つみれや骨せんべいにすれば捨てるところなし。この秋はいわしを食べない手はない!

【あじ】(前年比71%)
 今年のあじは、長崎産を中心に入荷が安定し、卸売価格も9月の前年同月比では66%、平年同月比で75%と、かなりお買い得。

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