消費税は2019年10月に引き上げられ、その前に駆け込み需要が起きるはずだ。耐久消費財などは増税後の年末商戦や翌年の決算バーゲンまで待ったほうが安い可能性がある。
増税の前後には株価も大きく変動することが多い。“虎の子”の金融資産の運用にも注意が必要だ。生活マネー相談室代表でファイナンシャル・プランナーの八ツ井慶子氏は、リスクを減らす分散投資を提案する。
「不況でも価値のなくならないコモディティー投資として『金』を買っておくことが有効です。株価が下がったときには『金』が値上がりしやすい。そこで、増税前に資産の一部で金を買っておけば、資産防衛に役立つ可能性があります」
ゆめゆめ、「増税前に買った方が得」という駆け込み需要のセールストークにひっかかって、必要がない商品まで買わないようにしたい。
※週刊ポスト2017年11月3日号