スマートフォン全盛となりつつあるが、それでもガラケー(フィーチャーフォン)にこだわる人も少なくない。また、その一方でスマホを持ちつつも、なかなかガラケーから脱却できずに、スマホとガラケーの“2台持ち”を続ける人もいる。料金面を考えれば、1台分余計にお金がかかる2台持ちだが、果たしてどんなメリットがあるのだろうか。
フリーランスのクリエイティブディレクター・Aさんは40代の男性。主にウェブサイトや広告などを中心に、様々なコンテンツを制作している。すでに6年ほど、ガラケーとiPhoneの2台持ち生活を続けているというAさんは、こう話す。
「ガラケーは完全に通話用、スマホはSNSやメール、ネットサーフィンなど、それ以外の用途に使います。通話については、圧倒的にガラケーのほうが使いやすく、電池の持ちもいいので重宝しています」(以下同)
Aさんは、仕事で携帯電話に電話がかかってくることが多く、電話の使いやすさを重視しているというわけだ。
「ネットをしていたり、アプリを操作していたりする間に、電話がかかってくるのが嫌なんですよ。だから電話は電話、ネットはネットという感じで分けたい。感覚的にはガラケーは固定電話の代わりのようなものです」