10月には、日経平均が16連騰するなど今後も株高トレンドは続くと見られている。そうした相場環境であればETF(上場投資信託)の価格下落のリスクは低く、これからの投資の選択肢の1つとなりそうだ。
ETFとは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)のような株価指数の動きに連動する投資信託のこと。そのほか、債券やリート、金など様々な市場の指数に連動する。普通の投信と違うのは、株式と同様に東証などの証券取引所に上場していることだ。ファイナンシャルプランナーの目黒政明氏が解説する。
「ETFは株式と同じようにリアルタイムで売買されており、普通の投信に比べて売買の自由度が高い。機動的な取引ができることが特徴です。普通の投信ではできない、自分が買いたい安値であらかじめ買い注文を出しておくといったことができます。また、ETFの場合は信託報酬が総じて安いので、長期保有にも適しています。売買コストも投信より総じて安いというメリットがあります」
2013年のアベノミクス発動以降、日経平均は3倍になり、不動産価格も上がり続けている今、3~5%といった低い運用実績のETFは少ないが、ローリスクのものはある。