住まい・不動産

地盤リスク、再開発… 東京「買っていい街、いけない街」

東日本大震災の時、浦安エリアでは液状化でマンホールが飛び出すなどの被害が出た

「こういった公表資料には目を通しておきたいところです。やはり安全性の面からは、京浜東北線よりも西側を選んだほうが無難でしょう。地盤が悪くてもアクセスの良さや住みやすさを優先して湾岸エリアなどに住みたいなら、持ち家を買うのではなく、賃貸で住むという選択肢もあるのではないでしょか」(同)

 また、人気が高い地域だからといって、今後の資産価値も高まるかといえば、そうでないケースもある。たとえば近年、地価の高騰から、北千住や錦糸町など比較的割安な東京東部が見直されつつあるが……。

「たしかに錦糸町も人気ですが、駅南側にはJRAの場外馬券場があったり、夜は国際色豊かな飲み屋街になり、さらにはラブホテル街が駅から徒歩数分圏内にあります。近年の錦糸町人気は、駅北側エリアの再開発と半蔵門線の延伸の影響が大きいと思います。日本で資産価値を上げるのは再開発か鉄道しかないんです。

 北千住も駅再開発に取り組んでいますが、規模が小さい。また、大学も誘致していますが、その影響は未知数。過去に八王子のように大学が増えていったんは栄えた街はありますが、今では学生向けアパートの空室も目立つようになっています。やはりポジティブな影響は一時的なものではないかと思います」(同)

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