では、どんなエリアがこれから狙い目なのか?
「私は浜松町に注目しています。浜松町は港区のなかでは魅力に乏しい街と言われていますが、汐留、竹芝エリアも含めた大規模再開発プロジェクトが進んでおり、駅前の世界貿易センタービルを建て替えていたり、東芝ビルディングがツインタワーに生まれ変わります。今は不人気でもやはり港区で山手線沿線ですから、資産価値はこれから高くなっていくでしょうね」(同)
自宅を購入する際は、液状化や震災、水害リスクの大きい東側エリアは避け、大規模な再開発プロジェクトや、新駅の設置、鉄道の延伸など資産価値が高まるエリアを狙いたい。
【プロフィール】沖有人(おき・ゆうじん):スタイルアクト株式会社代表取締役。国土交通省「住宅エネルギー性能表示検討委員会」の委員なども務める。新刊『マンションは学区で選びなさい』のほか、『マンションは10年で買い替えなさい』など著書多数。分譲マンションの無料会員制情報サイト「住まいサーフィン」を運営。