久しぶりに電子メールを開いたところ……
自宅ではパソコンを使わず、スマホだけの生活を満喫しているAさんだが、その一方でデメリットも感じている。
「ときどき、仕事を家に持ち帰ってきた時、久しぶりにパソコンを立ち上げると、“ソフトウェアの更新”みたいなメッセージが出てきて、どうにもこうにもいかなくなることがありますね。普段からパソコンを使っていれば、こういうこともないのでしょうけれど……」
また、個人で使用している電子メールを、何か月も放置してしまうこともあるという。
「友人とはSNSでつながっているし、仕事は仕事用のメールを使うので、個人メールはほぼ必要なく、放置したままになりがちなんです。でも、たまに受信してみると、それこそ何百件というメールが届いてまず驚く。宣伝メールがほとんどなんですが、そのなかで困ったのが、セキュリティーソフトの契約自動更新完了のお知らせメールでした。
そもそもパソコンは使っていないに等しいので、そのセキュリティーソフトは、解約しようと思っていたんです。実は自動更新を予告するメールは何通もきていて、それを見ていれば事前に解約できた。でもパソコンを開いていなかったので、全く気づかなかったんです。結局気づいたのは自動更新された後で、約8000円の料金が発生してしまいました。その後、来年以降の自動更新は停止しましたが、8000円は還ってこず。メールを放置しておくのは危険だと痛感しました」
パソコンからスマホに移行するのもいいが、電子メールくらいは時々チェックしておいたほうがいいのかもしれない。