【プロが運用する投資信託なら安心】=“プロっぽいサラリーマン”が運用する金融商品もあるので要注意
上昇相場では、確かに投資信託(投信)は低リスクで安定した利益を上げることができる。だが、時に丸投げはリスクを伴う。投信は運用のプロである「ファンドマネージャー」が運用するが、中には、実績を問われない運用会社のサラリーマンマネージャー、つまり“プロもどき”も少なくないという。
【毎月お小遣いを受け取れる】=毎月分配型投信を買ってください
毎月分配型投信とは、その名の通り毎月分配金がもらえる投信。「年金の足しになります」などのウリ文句とともに売られるが、その分配金の原資は、将来得られる利益の先食いにすぎない。分配金には税金もかかるため、大きな利益が上がっていなければ、毎月資産が目減りするケースも。
【官製相場だから底堅い】=まず日銀が先に大儲けする“八百長相場”
現在の相場は日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)といった公的マネーが買い支えているため、安定感がある。だが、一番利益をあげているのは日銀だ。日銀が買いを入れると周囲が買って株価が上がる。安値で仕込めた日銀がトクする仕組みである。
●監修/藤井英敏氏(カブ知恵代表)、田代昌之氏(フィスコ・アナリスト)
※週刊ポスト2017年11月17日号