お年玉の額に徳川将軍家の影響も?
クリスマスが終われば、あっという間に新年を迎える。そこで必要となるのはお年玉。大人たちはみな、その額に頭を悩ませている。
生活情報サイトを運営する会社「クートン」が2016年、県別のお年玉総額をランク付けした結果、1位の大分県と最下位の岩手県では、2万円以上の大きな差があることがわかった。
「お年玉の額が多い大分や鹿児島、熊本は、子供を大切にするのと同時に、親の権威をお年玉の額で示すという気風があります。同じく上位の山梨と福井は徳川将軍家の影響で、目上の者は目下を“護る”“保護する”という考え方が強くあります」(岩中さん)
お年玉額が最も少ないのは岩手県。
「岩手は、お金よりも精神性を重視する風土があります」(岩中さん)
岩手の次にお年玉額が少ないのは広島だがそこには、こんな意外な理由もあった。広島県在住の主婦、鎌田三枝さん(56才・仮名)が明かす。
「お正月には、県民の宝であるカープの特番がたくさん放映され、家にこもってテレビ漬け。そもそもお年玉を渡す場所に出向かないんです。決してケチなわけではないんですよ!」