例えば直近ですと、10月7~9日、11月3~5日がそれぞれ3連休でした。これらの連休中、10月9日と11月3日は為替市場が開いており、いずれの日もトルコリラ相場は下落しました。
10月9日は
・高値:1トルコリラ=30.68円
・安値:1トルコリラ=28.77円
11月3日は
・高値:1トルコリラ=30.00円
・安値:1トルコリラ=29.24円
という動きになり、両日ともに下落しています。このようにトルコリラ円相場は連休中のマーケットが開いている日に下落する傾向にあります。
「偶然では?」と思われるかもしれませんが、この傾向は直近だけではありません。最近、私の生徒さんが「過去の連休中にトルコリラ円はどのように動いたのか?」ということを検証した結果を私に見せてくれたのですが、それを確認すると連休中は基本的に1円以上下落する傾向があるようです。
疑われる方は、ぜひご自身でも、チャートを確認し、検証してみてください。
では、なぜこのような傾向が生まれるのでしょう? 1つ考えられる理由は、『銀行やヘッジファンドなどの売り叩き』です。
祝日は基本的に追加入金ができない日です。FX会社によっては追加入金できる場合もありますが、受け付けないケースが多いでしょう。そんなタイミングで相場が下落すれば強制ロスカットまたはストップロスに引っかかるポジションが多いことは目に見えています。