オリンピック前後まで窓埋めは無い?
では、日経平均株価のチャート上に窓は開いているのでしょうか? いくつか窓が開いています。チャートをご覧いただければ分かる通り、1万5300円、1万8600円、2万1560円あたりに窓が開いています。
ということは「いずれ必ず1万5300円までは下落する日が訪れる」と考えることができます。仮に1万6000円の売りポジションを持っていて含み損を抱えていたとしても「いずれその含み損が消える日が訪れる」ということです。
しかし、残念ながら窓が埋められるタイミングについては法則が存在しません。私は窓埋めのタイミングについても検証に検証を重ねましたが、そこに法則性を見つけることはできませんでした。すぐに埋められる窓もあれば、窓埋めに10年以上かかるケースもありました。
そのため、いつ1万5300円まで下落するのか、確かなことは言えません。
ただ2019年10月に予定されている、消費税率10%への増税のことも考慮すると、政府としては、しばらく株価を下げたくないと考えているはずです。そうなると、日経平均が1万5300円くらいまで下落するとしたら2020年の東京オリンピック前後までかかる可能性もあると考えています。