マッサージ代が高すぎて仕事をやめた人も?
仕事が忙しくなりすぎてマッサージに行けなくなったというケースもある。40代自営業の男性Cさんのケースだ。
「マッサージ師さんに『週1で来たほうがいい』と言われて通っていたんですが、仕事が忙しくなって、だんだん行けなくなってしまい、そのまままったく行かなくなりました。肩こりがして、背中も腰も痛いんですが、もう慣れてしまいました……。
ただ、最近は肩こりが原因なのか、頭痛が出てきて仕事が進まないことも多いので、やはり癒やしは必要なのかなと思うことも多いです。今、月に2万円くらい使っていたマッサージ代が浮いているわけですが、正直その2万円でマッサージに行く時間を買いたいくらいです」
また、仕事の疲れを取るためにマッサージに行くのが馬鹿馬鹿しいと、なんと会社をやめてしまった人もいる。30代の女性、Dさんの言い分はこうだ。
「会社員時代、残業を何十時間もして、貴重な休みには家でぐったり寝ているか、マッサージに行くか。いつもなんとなく体調が優れず、会社帰りにマッサージに寄ることも多かったです。多いときで月に数万円はかかっていたんじゃないかな。
でもある日、突然“残業してマッサージに行くくらいなら、そもそも体に無理が出るほど残業するような働き方をやめよう”と思ってしまったんです。マッサージ代と残業代を比べたら、残業代のほうが上だったかもしれませんが、お金があっても、どうせ時間がなくて旅行にも行けない。行けるとしたら年末年始など、絶対にお金が高くて混むシーズン。もっとフツーに毎日を楽しみたいと思って、激務だった会社を辞めて転職しました。おかげで今は体調も良くなりました」
たかがマッサージ、されどマッサージ、と言えるかもしれない。