持ち帰りの弁当チェーン店の定番のひとつが『オリジン弁当』だ。最近は惣菜メニューを充実させた『キッチンオリジン』や定食店の『ORIGIN DINING』など、新たな業務形態の店舗も増えている。外食チェーンに詳しいフリーライター小浦大生さんはこう説明する。
「もともとは中華料理店『東秀』が原点で、そこから弁当事業にシフトしたのが『オリジン弁当』です。現在はイオンの子会社となっており、イオングループの『マックスバリュ』などのスーパーマーケットに出店する『オリジンデリカ』という店舗もあります。また、惣菜やデザートメニューを充実化し、さらにイートインコーナーを併設する『キッチンオリジン』の出店を進めており、既存の『オリジン弁当』も『キッチンオリジン』に転換中です」
そして、一般の定食店のように店内で食べることを大前提としているのが『ORIGIN DINING』だ。
「『ORIGIN DINING』はまだ都内に8店舗しか出店されていませんが、『オリジン弁当』のノウハウを定食として提供できるという点で、ニーズはあるでしょう」(小浦さん)