多くの個人トレーダーがテクニカル分析ツールや相場の法則を学んでいるが、実際にそれを活用して利益を獲得できているトレーダーは極めて少ない。そこで本日は、テクニカルツールなどを活用して億の利益を獲得し、カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、テクニカルツールを活用するヒントや、相場の法則について、直近の米ドル円相場を元に解説する。
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11月の米ドル円相場は、11月6日に1ドル=114.75円(以下全てくりっく365に基づく価格)まで上昇した後、11月20日に1ドル=111.88円まで下落し、いったん反転しました。また、11月23日には1ドル=111.055円まで下落し、0.3円リバウンドしました。
ここで1つ質問です。米ドル円相場が1ドル=111.88円や、1ドル=111.055円といった価格でいったん反転することをあらかじめ想定することは可能だったと思いますか?
おそらく多くの方は「難しい」と考えられると思いますが、私はあらかじめ上記の価格で反転する可能性を、「フィボナッチ・リトレースメント(以下フィボナッチ)」というテクニカルツールの法則に従い、想定していました。