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高速に乗らないのはなぜ? 40代男性が語る「下道ドライブ」の魅力

 学生時代は月2000kmペースでドライブし、今でも週末や休日だけで年1万7000~8000kmは走っているというNさん。現在は大手メーカーで働き、多少お金に融通が利くようになったものの、もっぱら下道ばかり走っているそうだ。わざわざ下道を選ぶ理由は何なのか?

「下道でドライブしていると、気軽にいろんな所に寄れるじゃないですか。道の駅、美味しそうなラーメン屋やレストラン、雰囲気の良い神社仏閣、果物や魚介類の直売、地元の人しか知らなそうな温泉など、車を停めたくなる場所はいくらでもあります。

 お腹が空いた時には、よく地元のスーパーに入ります。食べたことがない地元メニューがあれば必ず買いますし、珍しい食材、地元でしか流通していなさそうな日本酒、味噌、醤油などを買い込むこともあります。その地方にしかないファミリーレストランやファーストフード、コンビニなども積極的に入ります。

 最近の車はどれも燃費が良くなっているので、ガソリンを5000円入れれば、600~700kmは走れます。1日走り回って、美味しいものを食べて、温泉に入っても1万円もかかりません。大きな音で音楽も聞けるし、考えごともできますし、私にとってとても大切な時間です」

 そんなNさんは最近、車を買い替えたばかりだが、さすがにETCは付けたという。ただし久々に首都高速に乗ったところ、学生時代に600円だった首都高速の料金が1300円に上がっていたことを知り、改めて「高速なんか二度と乗るか」と思ったそうだ。

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