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旅行チラシに潜む罠 ホテル内で家族が“分断”されることも

【2】豪華なホテルや料理写真は、ほとんどがイメージ

 旅行チラシでまず目に飛び込んでくるのが、美しい名所や豪華なホテル、おいしそうな料理。そんな写真が決め手となることも多い。大阪観光大学の中村忠司教授が語る。

「その旅行のツアーの日程に含まれるホテルや料理などに限りますが、チラシに、“この写真はイメージです”と記載すれば、ツアーの内容を紹介する写真として掲載することができます。しかし、あくまでもイメージなので、写真と全然違っていたということも。特に料理は写真とのギャップが大きいこともあります」(中村教授)

 撮影日や撮影場所などの詳細が記載してあるチラシは、信用度が高く安心だという。

「夜に撮られたホテルの外観写真は、老朽化を目立たせないようにしていることがあります。気になるかたは、実際に旅をした人の口コミをチェックしておいた方がいいでしょう」(村田さん)

【3】ホテルの宿泊人数で明暗が分かれる

 ホテルチェックのもう1つのポイントが部屋の定員だ。チラシには必ず「2・3名1室利用」「4名1室利用」などの表記がある。

「“2名1室利用限定”の記載を見逃して、家族3人で出かけると、特に海外では容赦なく2人部屋と1人部屋に分けられます。別のフロアにされることもあり、一家がスーツケース1つで来ていたりすると、荷物を取りに各部屋を何度も往復するハメになります」(旅行業界関係者)

※女性セブン2017年12月14日号

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