積立投信では、国内外の株や債券など異なる資産を組み合わせ、世界経済全体に投資するのが基本。国内の経済成長率は1%ほどでも、世界規模で見れば3~4%で推移しているので、世界経済全体に投資していれば、3~4%の利益は見込めるという。
現在の普通預金の金利は0.001%。20年間積立貯金をしても利息はスズメの涙だが、仮に4%で運用した場合、月1万円ずつ投資すると、20年で元本は240万円。利益は約127万円と1.5倍以上になる計算だ。
「ただし、長期で続けることが大前提。損をしても、途中でやめないこと」(頼藤さん)
投資は安い時に買い、高い時に売るから儲かるもの。積立投信も価格が下がっている期間が長いほど、後で儲かるので、一時損をしても気にしないことが大切だ。老後のへそくりを増やすためにも、つみたてNISAは貴重なツールとなるだろう。
●取材・文/大上ミカ
※女性セブン2017年12月14日号