ドル円は年末に上昇か
では、米ドル円相場についての見通しもお伝えしておきます。結論から言えば、12月の半ばくらいから年末にかけて、米ドル円相場は上昇してくるのではないか、と強気の見方をしています。少なくとも今の段階でガラガラ下落することは考えづらいと見ています。
もう少し具体的にお伝えすると、「年末までに1ドル=115円の水準くらいまで上昇してもおかしくない」と考えています。また、年が明けて1月以降も上昇が続き、さらに上値を目指す可能性も意識しています。
その根拠の1つとして、日足チャートなどでストキャスティクスやRSIなどのテクニカル指標が低い位置にあることが挙げられますので、ぜひご自身でもご確認いただければと思います。
ただし、アメリカの減税がどのタイミングで行われるのか、といったことや今月(12月)アメリカで利上げが行われるかどうか、ということは意識しておく必要があるでしょう。また、先ほどもお伝えしたように、万が一に備え資金管理を怠ることはトレーダーとしての義務です。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。