この時代分けについては、10月に行われた共産党大会で発表された“報告”と一致している。共産党は今世紀中頃までに“社会主義現代化強国”を作り上げるといった長期計画を初めて披露したが、インターネットの世界でも共産党は今世紀中頃までに“世界最先端の水準”に達するといった目標を設定している。
また、主要任務として以下の7点を挙げている。
(1)インターネット網の基礎を固め、インターネット網を改善し、コストを下げ、標識解析システムの建設に推進する。
(2)プラットフォームシステムを作り、いろいろな施策に分けて、それらを同じように推し進め、絶えず調整し、多層でシステム化されたプラットフォームを形成し、プラットフォームの運用能力を高める。
(3)産業支援を強化し、カギとなる共通性の高い技術を攻略する力を強くし、統一、総合、開放的な工業インターネットシステム建設を加速し、製品とソリューション供給能力を引き上げる。
(4)融合応用を促進し、大型企業工業インターネットの創新、応用レベルを引き上げ、中小企業工業インターネット応用技術を普及させる。
(5)生態システムを改善し、工業インフラ創新センターを建設し、効果的で整合性のとれた高等教育機関、科学研究所、企業創新リソースを作り上げる。工業インターネット産学共同創新プロジェクトを建設し、中央地方の連動性、区域間の相互補完といった共同発展メカニズムを形成する。
(6)安全防犯保護能力を引き上げ、データの安全保護体系を打ち立て、安全技術手段建設を推進する。
(7)開放合作を推し進め、国内外の企業が領域を超え、全産業チェーンが緊密に協力し合うことを奨励する。