初詣では混雑し、ゆっくりと参拝できない、なんてことはありませんか? 「神様にとっても同じ。願いごとをじっくり聞いている暇がありません」と教えてくれたのは、見えざるものと対話ができる占い師・流光七奈さん。実はおすすめなのが、満タンのパワーをもらえる「師走詣で」だった。
12月は神社の中が最も清められる時
ここでいう神様とは、いわゆる“八百万の神”。自然の中に存在し、その地域を守る氏神様のような存在を指す。
「神様は基本的に神社にいて、自然豊かな清浄な空間を好まれます。12月の参拝が一年のうちで最もおすすめなのは、この月に各神社で、一年の穢けがれを祓はらうさまざまな儀式が行われることが多いからなんです。初詣でを控えて大掃除が行われ、しめ縄も新しいものに替えられ、神社は清らかな空間になります」(流光七奈さん、「」内以下同)
つまり12月は、初詣でを控えて神社の中の穢れが祓われ、土地も神様もパワー満タン、スタンバイ態勢に入っている時。それが1月に入ると一気に穢れるのだそう。
「神社は、お願いごとをしに来る場所と考えている人が多く、1月の神社は“欲を置いてくる場所”になってしまいます。
初詣でで多くの人が集まると邪念にまみれるので、穢れに邪魔されず、神様とゆっくり対話したいなら、やはり12月がおすすめなんです。1月の初詣では新年のあいさつくらいにとどめ、本当のお願いは“師走詣で”でされてはいかがでしょう」