では、実際に金利が引き上げられれば、トルコリラ円相場に対してどのような影響がもたらされると予想されるでしょうか。
もし実際に金利が上げられることになれば、金利狙いの買い玉が増える可能性が考えられます。現在くりっく365の売買比率データを確認すると、すでに買い玉が売り玉に対して圧倒的に多い状況が続いていますが、利上げが実施されて「もっとスワップ金利がもらえる」となれば、個人トレーダーを中心にがさらに買い玉を増やす可能性もあるでしょう。
そして買い玉が増えれば増えるほど、その増えた分の買い玉に対する売り決済がいずれ入ってくることになります。その結果、相場が少し上昇すれば売り決済が入ってきて、上値が抑えられる、というようなかたちでレンジ相場が続く可能性もある、と私は考えています。
トルコリラ円相場の攻略法
では、そのようなトルコリラ円相場でトレードをする際、どういった点に気をつけるとよいのでしょうか。私の考えをお伝えします。
まず大前提として、12月に金利が引き上げられても、引き上げられなくても、いずれにしてもトルコリラが高金利通貨であることには変わりありません。