ですから、これから長期保有を目的に買い玉を保有される方もいると思いますが、その場合は「全ポジションの3分の2くらいは金利狙いのポジションとして保有し続けて、3分の1くらいは20pipsくらい利益が取れたら確実に利益確定する」という形など、金利狙い用のポジションと、短期売買用のポジションを分けてトレードするのが良い、と私は考えています。
ただ、資金が少ない方の場合は異なります。資金に余裕が無く、あまり多くのポジションを保有できない方は、最初にきちんと短期トレードでコツコツ利益を積み重ねることから始めたほうがよい、というのが私の考えです。
確かにトルコリラ円相場で買い玉を保有すれば、それだけで1万通貨あたり約90円/日の金利が受け取れますが、例えば1日10pips取れれば、1万通貨あたり1000円の利益を受け取れるわけです。90円と1000円どちらが良いかと言えば、当然1000円に決まっていますよね。
ですから、資金が少ない方は最初から金利を狙うより、まずはデイトレ、スキャルピングなどの短期トレードの手法を覚えて、コツコツと利益を積み重ねて資金を増やすことから始めたほうが良いと考えています。
ちなみに私自身は長期保有用のポジションを保有しながら、同時に短期、中期のトレードも行い、億の利益を積み重ねています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。