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僧侶の残業代未払い、セクハラ権力争い…有名寺院でトラブル続々

セクハラ騒動を利用した権力争い

 長野県にある有名寺院の善光寺では、2016年6月、トップに君臨する天台宗組織「大勧進」の小松玄澄貫主が、女性職員にセクハラをしたとして、傘下の住職らと信徒総代から辞任勧告書を突きつけられた。

「小松貫主は辞任勧告を拒否しています。実際には、周辺に多くの傘下の寺院を抱える善光寺特有の派閥争いであり、小松貫主を追い落とそうとするグループからのネガティブキャンペーンの側面があります」(地元関係者)

 初詣客数全国2位(約300万人)の成田山新勝寺でも女性を巡るトラブルが起きた。

「2014年12月、29才の僧侶が交際相手の女性がメールしなかったことに腹を立て、日本刀のようなものを突きつけて現金1000円とキャッシュカードを奪い、1万9000円を引き出したとして逮捕されました」(前出・全国紙記者)

家賃がいきなり16倍

 東京・浅草の浅草寺では、参拝客で賑わう仲見世通りを巡り寺と商店街が対立している。2017年9月に仲見世商店街の建物の所有が都から浅草寺に移り、寺側は10平方メートル当たり月1万5000円だった家賃を、2018年1月から約16倍の月25万円に値上げすると通達。商店主側が「突然言われても納得できない」と反発した。

「行政から不当に安いという指摘を受けて値上げに踏み切ったそうですが、『一方的に通告した寺側も、安すぎる家賃に胡座をかいていたお土産屋さんも、どっちもどっち』という声が地元から上がっています」(前出・小川さん)

※女性セブン2018年1月4・11日号

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