家計

50代のための「年末年始に考えたい資金計画」 手遅れにならないために

 退職金を運用することを考えているのであれば、50代のうちから資産運用を始めておきましょう。初心者が初めてリスク性の資産を持つのであれば、2018年から始まる「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」がお勧めです。毎月の投資額(積み立て額)は最大でも約3万3000円までで、しかも金融庁が長期の資産運用に適していると判断した商品にしか投資できないので、比較的リスクが低く、商品選びの判断もしやすいのが特徴です。リタイアするまでの長期間(できれば10年以上)、積み立てをしていくと、資産運用の勘所もきっと身についてくるでしょう。

 現在の収入・支出、そして貯蓄を把握し、将来どんな暮らしをしたいのか。それを見定めていくための第一歩を、ぜひ年末年始に踏み出してみてください。

◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。

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