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2018年の株式市場 平昌五輪、FRB議長・日銀総裁人事の影響は

 2月3日にイエレン・FRB議長が、4月8日に黒田東彦・日銀総裁が任期満了を迎える。日米両国の金融トップの人事はどんな影響を及ぼすのか。

「FRBの次期議長は現理事のパウエル氏に内定しています。金融政策自体は大きな変化がなく、年3~4回の利上げが実施される見通しです。日銀の黒田総裁は続投という見方が支配的で市場もそれを織り込んでいますが、安倍内閣のブレーンで、消費税引き上げに慎重な立場といわれる本田悦朗・駐スイス大使の目も考えられます」(藤井氏)

 仮に本田総裁となれば、さらなる金融緩和に加え、消費増税引き上げ延期の可能性が出てくる。

「となると、増税延期で消費の冷え込みが回避されるため、消費関連銘柄にとっては追い風に。なかでも業績を拡大しているネット系の小売りは注目。人気ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』を運営するスタートトゥデイ(東1・3092)や、靴を中心とした通販サイトを手がけるロコンド(マザーズ・3558)あたりは要注目でしょう」(同前)

※週刊ポスト2018年1月12・19日号

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