スポーツイベントが続く中、こんな“ウラ読み”をするのはフィスコ・株式アナリストの雲宮祥士氏だ。
「スポーツに関心が集まることで健康も注目ワードになるはずです。ライザップなどはすでに上昇銘柄ですが、私が目をつけるのは、低糖質食品を扱うニチレイ(東1・2871)、やまみ(JQ・2820)、そしてユニー・ファミリーマートホールディングス(東1・8028)です。とくにファミリーマートは昨年末、店舗に24時間フィットネスを併設することを発表しているので要注目です」
今年は国勢選挙がなく“凪の1年”と見られている政界で、最注目イベントが自民党総裁選だ。第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣氏が言う。
「9月には自民党総裁選があります。安倍晋三・総裁の続投が有力視されているものの、日本の政界に対して“100%確実”という見立ては禁物です。万が一退陣となるとマーケットには大きなマイナス。アベノミクスからの転換を意味する『ABEXIT(アベグジット)』が現実味を帯び、外国人投資家が日本株売りに走る可能性があります」
※週刊ポスト2018年1月12・19日号