今年は、日本経済に影響を及ぼす金融イベントが目白押しで、それに伴う相場の大変動が予想される。「人の行く裏に道あり花の山」の格言が示すとおり、マネーのプロたちは今年のカレンダーを“ウラ読み”してもらった。
春から夏前にかけてはロシアの動きが国際市場の“主役”になりそうだ。3月18日にはロシア大統領選挙があり、6月にはサッカーW杯がロシアで開催される。
「ロシア向け輸送に強みを持つ東海運(東1・9380)や、北方領土問題前進で日本の海域拡大で恩恵を受ける極洋(東1・1301)などの水産関連株にとっても大きなメリットとなるでしょう」(ラジオNIKKEI記者の和島英樹氏)
財産ネット・企業調査部長の藤本誠之氏はこんな見方をする。
「ハブ(東1・3030)は、店内でスポーツ中継が観られる英国風パブ『HUB』を運営しており、W杯期間は必ず盛り上がります。一方で、自宅で観戦する人も増え、出前サイト『出前館』を運営する夢の街創造委員会(JQ・2484)も面白い存在です」