「もちろん周りに迷惑をかけないことが大前提ですが、スケボーは基本的にいつでもどこでもできます。仲間を誘う必要もないし、公園や道端でやればお金はかかりません。またスケボーがオリンピック種目になったこともあってか、スケートパークが少しずつ増えていて、安全に楽しめるような環境が整いつつあります。スケートパークは高くても数百円。私は完全に自己流ですが、スケートパークでは初心者向けの講習もやっていて、せいぜい数千円なので、最初はそういう所に行くのも良いんじゃないでしょうか。
なんといってもスケボーの最大の魅力は、年齢を超えた付き合いができることです。スケボーをやる人たちは、一見とっつきにくそうなタイプの人たちが多いのですが、ちょっとしたおしゃべりがきっかけですぐ仲良くなります。
もちろん趣味が同じということもありますが、そもそもスケボーをやる人はそんなに多くないので、仲間意識が強いのだと思います。私も中学生から同年代までスケボー友達がいて、中学生の子からもLINEで『今から○○公園行きません?』と誘いが来ます」
ただ、想像通りケガは多く、Tさんも手首を2回骨折したことがあるのだそう。今年40歳を迎えるTさんはスケボーの仲間の中でも最年長で、「50歳になったら絶対できない」と思っているそうだが、年齢を超えた友人とは一生付き合っていきたいと思っているそうだ。