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意外とお金がかかる腕時計のメンテナンス 本体より高くなることも

メンテナンスの費用もバカにならない腕時計(イメージ)

 1万円程度のものから数千万円のものまで、ピンからキリまで様々な種類がある腕時計。ただ単に時間が分かればいいという人もいれば、ファッション性を重視する人もいるし、さらにはステータスとして高級腕時計を持ちたいという人もいるだろう。選ぶ基準は人それぞれの腕時計だが、よく分からずに購入して失敗してしまうケースもあるようだ。

 30代の男性Aさんは、7万円ほどのイタリアのブランドの腕時計を購入した。自動巻きで、ストップウォッチ機能などは付いていないシンプルなもの。Aさんは、この時計を選んだ理由についてこう話す。

「以前使っていた時計は2万円くらいのクオーツ時計だったんですが、3年に1回くらい電池交換をしなくてはならなくて、それが面倒に感じていたので、次は自動巻きの時計を買おうと思っていました。2万~3万円の自動巻きの時計もありましたが、もう少しだけいいものを買おうということで、7万円くらいのものを購入したんです」(Aさん)

 基本的に外出時にはずっと腕時計をしているAさん。休日も腕時計をつけているので、時計が止まることはほぼなく、時間を合わせ直すこともないまま快適に生活を続けていた。しかし、購入から約3年後、時計が頻繁に止まるようになってしまう。

「ずっと時計をつけていてもまったく自動で巻かれないので、これは故障したなと思い、購入した時計店に持っていったところ、オーバーホールが必要だということでした。その費用は4万円。時計店いわく、2~3年に1回くらいのオーバーホールが必要とのことですが、私が最初に説明をあまりよく聞いていなかったのか、この時に“7万円の時計に4万円のオーバーホールは高くないか?”と驚いてしまいました」(Aさん)

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