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意外とお金がかかる腕時計のメンテナンス 本体より高くなることも

 オーバーホールとは時計を分解して、内部を掃除するとともに注油し、全体の部品などを点検する作業のこと。その料金は時計の種類によって異なるが、自動巻時計の場合は2万~5万円程度だといわれている。数十万円の高級時計でもその相場はそこまで変わらないという。

「オーバーホールと同時に革のベルトの交換も頼んだんですが、それもメーカー純正品で1万2000円。一般的な価格だとは思いますが、定期的にオーバーホールとベルト交換に数万円をかけながら、この7万円の腕時計を使い続けたいかといわれれば、ちょっと微妙なところです。2回オーバーホールをすると本体の価格を超えてしまうというのは、コスパ的にどうなのかな、と……」(Aさん)

ソーラー&電波時計がいちばんラク?

 メンテナンスにそれなりの費用がかかる自動巻き時計。一方、クオーツ時計もやはり、メンテナンスはしたほうがいいが、その費用は自動巻き時計よりも安く済むことが多い。また、種類によって異なるが、電池は3~5年ほど持ち、交換費用は1000~3000円程度。

「1回のオーバーホールに数万円使ったので、とりあえず次に止まるまでは自動巻き時計を使おうと思います。しかし、今後止まったら次は3万円程度のクオーツ時計を買おうと思います。数十万円の腕時計を持っていれば、多少の維持費は仕方ないと思いますが、7万円程度の時計はもう十分。3万円程度の時計を3年ごとに買い換えるほうが気分も変わっていいような気がします」(Aさん)

 一方、ソーラー充電式の時計を使っているというのは、30代の男性Bさん。

「ソーラー充電式でなおかつ、自動的に時間を合わせてくれる電波式のデジタル時計を使っています。たしか2万5000円くらいだったと思います。電池を変えることもないし、時間を合わせることもないので、とにかくラク。暗いところに置いておくと充電が切れてしまうので、保管する場所はちょっと気を使いますね」(Bさん)

 ソーラー式の腕時計でも部品が劣化することはあるので、メンテナンスはした方がいいが、自動巻き時計よりはラクだといえそう。腕時計を買う時は、本体の価格だけでなく、メンテナンスにかかる費用もしっかりと把握しておいたほうがよさそうだ。

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