日本のFX(外国為替証拠金取引)トレーダーにとって馴染みの深い通貨のひとつがトルコリラ。金利も高く、スワップ金利目当てでトレードする人も少なくないだろうが、2017年の年末、トルコリラにとってポジティブなニュースが報道されたことで注目を集めている。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが解説する。
* * *
FXトレードで利益を得たいと思うのであれば、「取引するその通貨が使われている国を実際に訪れてみること」は1つ大切なポイントだと思います。実際に私はこれまで60カ国を訪れています。
訪れた国の中で、私が大きな可能性と魅力を感じた国の1つがトルコでした。訪れたのは10年くらい前ですが、現地の子供たちの目が本当にキラキラしていたのが印象的でした。
トルコで起こったエルドアン大統領に反発するデモの報道などを見て、治安を不安視する方もいるかもしれませんが、2017年から旅行会社がトルコのツアーを積極的に販売し始めていることからも、「現状では心配する状況に無い」と私は考えています。治安に不安があれば、旅行会社はツアーを組まないはずですから。
実際に私はトルコリラ円相場でトレードを行っていますが、2017年の年末に1つ、トルコ経済にとってプラスとなり得るニュースが報道されました。「欧州復興開発銀行(EBRD)がトルコの金鉱山開発に対し、4500万ドルの投資を行う』というニュースです。
長期的に見てトルコにとってポジティブなニュースであると考えられますので、私はこちらのニュースも意識しながらトルコリラ円相場でトレードを行っています