1月に入って、日銀が長期国債の買い入れ額を減額したことから「日銀が金融政策の変更をしたのでは?」との思惑も広がっているが、今後日銀が金融緩和政策の出口戦略を進めた場合、相場にどのような影響を与えると考えられるのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、自身の見方を解説する。
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1月9日、日銀は「残存10年超25年以下の国債買い入れ額」を2000億円から1900億円へ100億円減額しました。また、「残存25年超の国債買い入れ額」に関しても900億円から800億円へ100億円減額しました。
これらの決定から、日銀が量的緩和政策の出口を模索している様子がうかがえます。そして、もしかしたら「ついに量的緩和政策が終わるのか?」と不安になった投資家もいるかもしれませんが、別に驚くようなことではないでしょう。
そもそも日銀が国債を未来永劫買い続ける、ということはあり得ません。日銀が量的緩和政策の出口を模索することは当然のことで、いつか必ず日銀による国債の買い入れは止まります。
では今後、日銀の量的緩和政策が出口に向かうとすれば、相場に対してどのような影響があると考えられるでしょうか。