日本国内には様々なラーメンチェーンが存在しているが、北陸地方を中心に人気となっているのが「8番らーめん」だ。
「8番ラーメンは1967年に石川県加賀市で誕生したラーメン店で、同年にフランチャイズシステムを導入しています。主に石川県、富山県、福井県の北陸地方でチェーン展開し、長野県、愛知県、京都府、岡山県にも店舗が存在し、現在120店舗以上が営業しています」(外食チェーンに詳しいフリーライター小浦大生氏)
8番らーめんの定番メニューは野菜がたっぷり入った「野菜らーめん」だ。
「スープの味は、味噌、塩、醤油、とんこつ、バター風味の5種類。炒めたキャベツやメンマ、チャーシュー、“8”と書かれたかまぼこが乗っていて価格は税込み604円。全体的に味はあっさりしていますが、野菜が入っている分、意外とボリューミーなのが特徴と言えます」(小浦氏)
都内で勤務する30代の男性会社員Kさんは、出張で北陸に行くたびに8番らーめんを食べているという。
「最近のラーメンというと、やはりこってり系、ガッツリ系が多いイメージですが、8番らーめんはあっさりしていて、スープ自体は凄くシンプル。その分野菜の旨味もしっかり感じられます。スープは毎回違う味を頼みますが、好きなのは味噌と醤油。この年末に行った時は、『野菜牛もつ煮らーめん』が復活していて、最高においしかったです」
ちなみに、野菜の量は通常と同じで麺が半分の「小さな野菜らーめん」(507円)と麺が入っていない「麺なし野菜らーめん」(507円)も販売されている。カロリーが気になる人や、小腹が空いた時にもよさそうだ。