大学生の子供がいる家庭は教育費がかさんで赤字になるケースも少なくない。ただでさえ教育費が高まる時期に、子供が海外留学をすることになったら、その資金はバカにならないだろう。
いまや大学生の約半数が奨学金を活用しているというデータもあるが、奨学金には返済不要の「給付型」と、返済が必要で利息がつくものもある「貸与型」がある。
海外留学向けの奨学金制度は多くが返済不要の給付型。中でも注目すべきは、月額12万~16万円が支給される官民共同主催の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」(2020年まで)。審査基準は、留学計画や人物評価などで、学校の成績は不問だ。
書類審査(一次審査)、面接審査(二次審査)などの他、1泊2日の事前研修もある。大学全国コース、大学オープンコースなどがあるが、いずれのコースも、独立行政法人日本学生支援機構の第二種奨学金に掲げる家計基準を満たす学生を対象とするものなど、要件がある。
これ以外にも、地方自治体独自の制度も多彩なので、各自治体に確認してみよう。
こうした情報収集は、子供が留学を希望したら即始めることが大切。年に1回しか募集しない制度や、留学開始前に応募を締め切るところもあるからだ。
※女性セブン2018年2月1日号