米ドル円相場の目標価格
では、続いてフィボナッチリトレースメント(上昇相場における押し目価格、下落相場における戻し目価格を求めるテクニカルツール。以下フィボナッチ)によるドル円相場のテクニカル分析についてお伝えします。
ポイントとなる価格は昨年9月8日の安値である、1ドル=107.31円と、昨年11月6日の高値である1ドル=114.75円です。
こちらの上昇値幅である114.75円-107.31円=7.44円に対する61.8%押し目、76.4%押し目の価格がポイントになるわけですが、まず61.8%押し目の価格がおよそ1ドル=110.15円です。
そしてドル円のチャートを見ると、今月1月17日に1ドル=110.18円まで下落した後にいったん上昇しています。110.15円と110.18円を比べると3pipsの誤差はありますが、ほぼフィボナッチの法則に従い米ドル円相場が動いていることがお分かりになると思います。
また76.4%押し目の価格は、およそ1ドル=109.06円ですが、ドル円のチャートを見ると、今月1月24日に1ドル=108.95円まで下落した後にいったん上昇しました。
109.06円と108.95円を比べるとわずか11pipsの誤差であり、やはりフィボナッチ通りの動きですね。このように相場はしっかりとフィボナッチ通りの動きをするケースが多いので、私自身も常に意識しながらトレードをしています。