住まい・不動産

自宅マンションはいくらで売れるのか 評価サイトの落とし穴

 まず、仲介業者からのしつこいアプローチを避けたいのなら、メールアドレス以上の個人情報を伝えなくてもよいサイトを選ぶべきだろう。私が日頃利用している4つのサイトをご紹介する。

(1)マンションレビュー https://www.mansion-review.jp/
(2)イエシル https://www.ieshil.com/
(3)マンションバリュー https://mansionvalue.jp/
(4)家いくら https://www.ieikura.com/

 以上の4サイトは私が試した限り、メールアドレス以上の個人情報を入力する必要がない。必要ならば、メールアドレスもヤフーやグーグルのフリーアドレスを使えばいいだろう。私の場合、これらのサイトに登録してあるメールアドレスに対して、不必要な連絡が来ている様子は今のところ確認できない。

 若干解説してみよう。まず、「マンションレビュー」はおそらく既存マンションのカバー率では最強かと思われる。全国に約630万戸あると言われている分譲マンションのほぼすべてを網羅している。さらに過去の売り出し事例が出ているので、およそ自分の住戸がいくらなのかを推測することができる。

「イエシル」と「家いくら」は、各住戸別の評価額まで出てくる。「○○○○号室」という自宅の部屋番号で評価額を知ることができるので、かなりリアルだ。

 ただ、その評価システムの完成度は、まだ無条件に信頼できるレベルではない。時に「それはないだろう」という評価を出してくる場合もある。しかも、既存マンションのカバー率はさほど高くない。地方の物件や築年数が古いマンションは「登録されていない」というケースもあるようだ。

「マンションバリュー」はマンションの現在価値や値上がり、値下がり率が掲載されている。また、「マンションレビュー」や「マンションコミュニティ」と提携しているようで、マンション偏差値や掲示板も確認できる。

 現在、こういう評価サイトは急速な進化の過程にある。また、ここに取り上げた以外にも新たなサイトが次々に生まれている。

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