注意すべきは、そこから「一括評価サイト」への誘導が図られていたり、仲介会社へ個人の連絡先を知らせるような仕組みになっていたりするケースが多いことだ。
本当に売却を考えているのなら、仲介会社を選定しなければいけないので「一括評価」サイトを利用するのもひとつの方法だ。しかし「自分のマンションの価格が知りたい」という軽い気持ちだけなら、メールアドレス以外に連絡先を打ちこむのは避けたほうがいいだろう。
不動産の世界はエンドさんと業者間の「情報の非対称性」が強いとされている。業者はレインズで情報武装しているが、エンドはそこに近づけない、というシステム的な構造が大きな原因だ。
しかし、こういう「評価サイト」が次々と登場してエンドさんの使い勝手が高まることで、非対称性の垣根がどんどん低くなっている。これはエンドさん側にとっては好ましい変化だと思う。ただ、上手に利用しないと仲介業者側からの猛烈な営業攻勢にさらされることになる。