秋からの天候不順や1月の大雪の影響で野菜の価格が高止まりし、一向に下がる気配が見られない。特に白菜や大根など冬の食卓に欠かせない野菜や、出番の多い葉物野菜が高騰しており、家計を直撃している。
栄養バランスや健康面を考えれば、どんなに値段が高くても野菜を食べないわけにはいかない。極端に減らすことも難しいだろう。家計へのマイナス影響を極力抑えながら、野菜を購入する方法を紹介しよう。
【1】カット野菜を活用する
あらかじめ使いやすいサイズにカットされたり、千切りにされている野菜は、平時は割高なので家計の観点からはおすすめできない。しかし、メーカーなどが農家と年間契約を交わしているため、価格が安定しているのがメリットだ。豊作時にも安くはならない代わりに、今のような高騰時にも変わらない値段で買えるので事実上の価値は上がる。
【2】工場でつくられる野菜を活用する
もやしや豆苗、貝割れ大根、ブロッコリースプラウトのように、畑でなく工場でつくられる野菜なら収穫量が天候に左右されることがない。価格も安定しているので、給料日前でなくても活用したい。豆苗は根元の部分を多めに残してカットし、水につけておくと再生するのでもう1~2回分食べられる。
【3】冷凍野菜を活用する
冷凍野菜も価格が安定しているうえ、下ごしらえの手間が少なく、そのまま汁物に入れたり炒めたりできるので便利だ。海外産のものが多いが、ほうれん草などは国産も豊富だ。「冷凍野菜はまずい」というイメージを持つ人もいるだろうが、いんげんやほうれん草、ブロッコリーなどは調理法によってはかなり生鮮野菜に近い味になることも。これを機に試してみてはいかがだろうか。